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葬儀事情と豆知識 ブログトップ

ご要望にお応えして… [葬儀事情と豆知識]



ご要望にお応えしていよいよ…[exclamation×2]



まつのみくまさんによる

セレモニー(葬儀)コンサルタント事業 始動[exclamation×2][exclamation×2]



まつのみくまさんが、

「お客様にご納得いく葬儀」を心を込めて…

無駄なものは排除し、心に残るお別れができるよう

アドバイスさせていただきます。



詳細は後日アップします。




葬儀事情と豆知識 その9 [葬儀事情と豆知識]

葬儀事情と豆知識は不定期で更新します。

バックナンバーはこちら↓
葬儀事情と豆知識 その1
葬儀事情と豆知識 その2
葬儀事情と豆知識 その3
葬儀事情と豆知識 その4
葬儀事情と豆知識 その5
葬儀事情と豆知識 その6
葬儀事情と豆知識 その7
葬儀事情と豆知識 その8



さくたろう(以降さく):まつのみくまさん、こんにちは。
お久しぶりです。



まつのみくまさん(以降まつ):さくたろうさん、ほんと久しぶりですね。
忙しかったのですか?



さく:いや~忙しかったですねぇ[あせあせ(飛び散る汗)]
おまけにブログにトラブルが発生したかと思ったら、
今度はPCにトラブル発生で、
なかなか更新できなかったんですよ[たらーっ(汗)]



まつ:最近ブログはサボってたようですもんね。
時間がないとき、ネタがないときは、
[犬][猫]ネタでごまかしてましたよねぇ[目]



さく:ええ[exclamation&question]そ、そんなことはないですよ[あせあせ(飛び散る汗)]



まつ:それに会社を設立したようですね。
おめでとうございます。



さく:あ~会社設立でも忙しかったです。
ってまつのみくまさん、あんた人ごとなん[exclamation&question][あせあせ(飛び散る汗)]



まつ:え?なにか言いました?



さく:いやまあ別に…[あせあせ(飛び散る汗)]

それでは久しぶりですが、葬儀の話をしてください。



まつ:そうですね。
たぶん前回のことなんて遠い昔なんで覚えてないでしょうが、
かまわず話を続けちゃいます。

葬儀社への支払いの中は大きく分けて
3つの商品群があることを解説しました。

[1]通夜・葬儀を行う上で必需品と言われる商品群
[2]数量により金額が変動する商品群
[3]葬儀をより良いものにするためのオプション商品群



さく:あ~なんとなく。。。



まつ:忘れた方は、この記事のトップにあるバックナンバーを参照してくださいね。

さて今回は、その各商品群について
消費者として気をつけなければならない点について
アドバイスさせていただきます。

ただし[3]葬儀をより良いものにするためのオプション商品群
は各社違いますのでここでは除きます。

[1]通夜・葬儀を行う上で必需品と言われる商品群

昔から葬儀業界では価格の公開をタブー視してきました。

価格が前面に出ると人の死に対する尊厳がなくなる、
お葬式は儀式で通常の商品販売とは全く異なるもの、
などの理由からです。



さく:はい。
「で、それはいくらになるの?」っていうのは、
なかなか聞くことができない空気があります。



まつ:そうなんです。

けれども最近は消費者保護の観点から、
価格を公開する葬儀社が多く目につくようになりました。

さらに進化して価格に見合ったサービスを重要視する時代が来れば、
より安心できるのではと日々感じています。



さく:そうですね。



まつ:少し話がそれましたが、
実はこの価格公開に問題があります。

どこの葬儀社も、消費者の方が分かりやすいようにと
『○○セット』『○○コース』などを提示しています。

しかし商品構成や商品名が業界で統一されていませんので、
その内容は各社バラバラです。

セット価格だけの比較ができないのです。

しかもセット価格を少しでも安価に見せるようにしている葬儀社もあります。



さく:ん~、携帯電話のセットプランに似てますね。
金額設定が複雑すぎて、どこがお得なのか、
なにがお得なのかさっぱりわかりません。



まつ:ははは。確かにそうですね。
携帯電話の料金プランほど複雑じゃないのは救いでしょうか。

例えば葬儀社の会館を利用してお葬式を行うのに
『会館使用料』はセット内に含んでいない。

そういう葬儀社に限って高い会館使用料を請求されます



さく:それは、ちょいと悪意を感じちゃいますね。



まつ:また商品だけの料金で司会料やスタッフの人件費は含んでいない
祭壇はりっぱに整っているのに、葬儀社から誰も来ないの?
いったい誰が進行するの?
葬儀社ってレンタル屋さんだっけ?

中にはご遺体保護で使用される
ドライアイス(保冷剤)が料金に含まれていない[exclamation×2]
ご安置した時、「必要ですから」のひと言で請求するのです。



さく:ドライアイスって絶対必要なものなのに…



まつ:そうなんです。

このように
『○○セット』の内容以外に請求されるものがあるのかを確認しないと
比較ができないのです。

また各種のセットは祭壇の大きさなどの見た目以外に何が違うのか?
商品のランクなのか?
サービス内容が異なるのか?
などの内容説明もよく吟味して選択しなければなりません。

誤解のないように補足しますが、
きちんと説明し
ご納得の上で料金が加算される葬儀社も
もちろん多くあります。



さく:当然のことですよね。



まつ:はい。たとえば
スタッフの人数は会葬者予測人数で判断し
打合せの中で決める、
日延べされた場合ドライアイスが追加になる、
などというものです。

この他に
セット内容の中には必要でない商品
を含んでいる場合があります。

不要だったものについては
どのような対応をしていただけるのかも確認が必要です。

不要なものは値引きになるのか、
代替商品になるのか、
ひどいところでは「権利放棄」と言われ、
商品もなし返金もなしということになります。



さく:またまた悪意に満ちてますね。



まつ:必要・不必要の判断がつかないかも知れませんが、
不要品の対応一つで企業姿勢をみる判断材料にはなります。



さく:ふむふむ。確かに。



まつ:余談ですがセット内容の商品名の中に、
『その他小物』『小物セット』とあるのですが、
『小物』っていったいなんなのでしょう?

実は私もわからないんです。
機会があれば一度つっこんでみたいですね。


さく:あはは。まつのみくまさんがつっこんだらけんかになりそうです。



まつ:大丈夫ですよ。さくたろうさんみたいにやる気満々でけんか売りにいくわけじゃないですから。



さく:な、なんてことを…[あせあせ(飛び散る汗)]



まつ
[1]通夜・葬儀を行う上で必需品と言われる商品群
でのアドバイスは、以下の2点です。

1.○○セットや○○コース以外に必ず請求されるものがあるのか?
2.セット内での不要商品の対応はどうなるのか?
これらは、ご清算時にトラブルになりやすいのでご確認ください。



さく:はい。わかりました。
今日はありがとうございました。




葬儀の無料相談受け付けます。 [葬儀事情と豆知識]

さくたろうブログで
「葬儀事情と豆知識」
で解説いただいている
まつのみくまさん



その内容からもお察しいただけるとおり、
彼は葬儀のプロです[手(チョキ)]



そのまつのみくまさんが、
さくたろうブログの読者の方からの、
無料相談を受け付けます



万が一のときに備えて、
この機会にぜひご相談くださいね。



相談の際には、まずさくたろうにメール[mail to]をくださいませ。
メール上で相談いただいてもかまいませんし、
場合によっては、お電話での相談、
実際にお会いしての相談、
ご都合に合わせて調整いたします。



現在のところ、期間は特に設けておりません。

しかし、「今しがた息を引き取りましたので、すぐに相談に乗ってください」は、
ムリです[exclamation×2]




またご家族のご事情、経済的な問題等、
内容が内容だけにいろいろあると思います。

ご相談により知りえた個人情報は
他のことに利用したり、
まつのみくまさんから漏れることはありませんので
ご安心ください。



gc_sakura●wf7.so-net.ne.jp
※ 迷惑メール防止のため、●を@に変えて送信してください。



葬儀事情と豆知識 その8 [葬儀事情と豆知識]

葬儀事情と豆知識は不定期で更新します。

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葬儀事情と豆知識 その1
葬儀事情と豆知識 その2
葬儀事情と豆知識 その3
葬儀事情と豆知識 その4
葬儀事情と豆知識 その5
葬儀事情と豆知識 その6
葬儀事情と豆知識 その7



さくたろう(以降さく):こんにちは[わーい(嬉しい顔)]まつのみくまさん。
やっと暑い夏も終わり・・・[あせあせ(飛び散る汗)]のはずが、まだまだ暑いですね[あせあせ(飛び散る汗)]



まつのみくまさん(以降まつ):こんにちは。
ほんとですね、さくたろうさん。
9月もまだまだこの調子で気温が下がらないんでしょうかねぇ[たらーっ(汗)]

さて、前回のお話は覚えてますか?



さく:ええっと・・[あせあせ(飛び散る汗)]

葬儀全般にかかる総費用と、
葬儀会社に支払う費用が違うということで、
トラブルの原因になるということでしたよね。



まつ:そのとおりです。

    宗教者へのお布施・お礼
    葬儀社への支払い
 +  飲食代・タクシー・火葬料など実費分
――――――――――――――――――――
    家計から支出葬儀総費用

こういうことでした。

さて今日はこの中で、気になる葬儀社への支払いについてお話します。

一般的に商品を購入するときって、
見積金額と請求金額が食い違うことってないですよね[exclamation&question]



さく:もちろんそうですよ。当然です[手(グー)]



まつ:でも葬儀の場合は、ほとんどの場合食い違うんですよ



さくええ[exclamation&question]
ほ、ほとんどの場合って・・・[あせあせ(飛び散る汗)]



まつ:そうなんです。
だから見積金額を提示しない葬儀社もあります。



さくげげげ[がく~(落胆した顔)]



まつ:見積金額と請求金額に大きな相違が出たりすると、どうでしょう?



さく:さくたろうなんて、「エッ[exclamation×2]だまされた[exclamation×2]」って思っちゃいますよ。



まつ:そりゃそうですね。

ではなぜそうなるのか[exclamation&question] を解説していきます。

最初に必ずご理解していただかなくてはならない点があります。
当たり前のことですが、
商品の数量により金額が変動してしまう点です。



さく:はあ・・・。なんの数量でしょう[exclamation&question]



まつ:具体的に説明しますね。
葬儀社への支払いの中は大きく分けて3つの商品群で構成されています。

[1]通夜・葬儀を行う上で必需品と言われる商品群
[2]数量により金額が変動する商品群
[3]葬儀をより良いものにするためのオプション商品群

です。

さらにその中味を細かく見ていきましょう。

[1]【必要とされる商品群】
祭壇、生花装飾、棺、骨壷、遺影写真、ドライアイス(保冷剤)、消臭剤、会館使用料、スタッフ(人件費)、霊柩車、小物(消耗品の費用)etc.
[2]【数量により変動する商品群】
会葬礼状、会葬返礼品、通夜料理、精進料理、精進落し(料理は地域により名称が異なるため、一般的な名称を採用しております)寝台車搬送料etc.
[3]【オプション商品群】
各社内容が異なります。
喪家からの依頼商品(テントや椅子、ストーブetc.)もオプションです。



さく:うわぁ・・・[あせあせ(飛び散る汗)]めちゃくちゃ細かいですね[ふらふら]



まつ:まあまあ、我慢して聞いてくださいね。

必要とされる商品群は各社、
セット価格やプラン価格として提供されている場合が多いようです。
中には、それぞれ商品を選択し決定する方法のところもあります。
人数が少ないと費用をおさえることができると言われますが、
この必要とされる商品群は、
親族・会葬者の人数に関係なく選択されたプラン価格が請求されます。

オプション商品群は喪家の意思により決定されますので、ここでの説明は除きます。

ここでちょっと話がそれますが・・・
新聞広告やチラシなどで葬儀の価格を目にされたことはないですか?
このチラシ等で表示される価格は必要とされる商品群のプラン価格、のはずですが、
各社考え方が違うため、
それだけでは葬儀ができないという場合が多いので注意が必要です。
例)会館使用料、霊柩車、ドライアイスなど別途請求
通夜・葬儀には、別途人件費、サービス料が必要です
必要商品群の費用を複雑にしている大きな要因です。
どこまでを含んでいるのか[exclamation&question]
追加料金はないのか[exclamation&question]
必要商品群なのに・・・確認が必要なのが現状です。



さく:はあ・・・[ふらふら]



まつ:さて本題に戻します。

仮に別途請求があったとしても、
ここまでなら見積金額と請求金額の相違はたいしてありません。

問題は、数量により変動する商品群です。

さて、さくたろうさん。
仮にさくたろうさんのお葬式があったとして、
何人の方が参列されるか、さくたろうさんは把握できますか?



さく:ええ[exclamation&question]ムリム[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]まったく見当もつかないですよ。



まつ:そうですよね。
万一のとき、葬儀社との打ち合せ段階で、
親族、お手伝いの方の人数を把握されていらっしゃる方は、
ほとんどおられません。

また会葬者の人数も同様です。

でも1~2時間の打ち合せの中である程度決めて行かなければなりません。

通夜と葬儀それぞれに、親族の方がどのくらい来ていただけるのか?
料理の数量に影響します。
ご近所や会社の方がどのくらい会葬に来られるのか?
会葬礼状、会葬御礼品の数量に影響します。
葬儀が終わってみないと正確な費用が出ないのはこのためです。



さく:ああ、そういうことなんですね。
でもそんなに金額が違うもんですか[exclamation&question]
ざっくり計算したんじゃダメですか[exclamation&question]



まつ:はい。じゃ実際に計算してみましょう。

料理を頂く方が20人の場合と、50人の場合ではどうでしょう。

3,150円の料理が20個で63,000円
50個で157,500円
その差は94,500円です。



さく94,500円[exclamation×2][exclamation×2]けっこう大きな金額になりますね。



まつ:必要だから仕方ないのですが、
この数量により変動する費用を軽視すると、
エッと驚くことになります。

寝台車も走行距離、深夜の時間帯では多少費用がかかります。

皆さん祭壇の飾りなどのプラン価格に目がいきますが、
葬儀費用は数量により変動する費用があることを忘れないでください。



さく:はい。わかりました。



まつ:今回は葬儀社への支払いの費用について解説しましたが、参考になりましたでしょうか?



さく:もちろん[わーい(嬉しい顔)]細かいことまでは項目が多すぎて覚え切れませんが、
料理の金額の差をしっかり頭に叩き込んでおきます。



まつ:ははは[わーい(嬉しい顔)]さすがO型のさくたろうさん。
大雑把ですね。



さく:いやいやいや、褒められちゃって照れますね[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]



まつ:・・・[ふらふら]



さく:それでは次回もよろしくお願いいたします。

ところでブログでは写真をアップした方が、
アクセス件数が多いので、
なんの脈絡もないのですが、
さくたろうが、初めてこのおうちに来たときの写真をアップしますね。

そ~っとそ~っと・・・
IMGP4224.JPG

ふうに気付かれないようにそ~っと・・・
IMGP4225.JPG

まつ:え[exclamation&question]さくたろうさんって、もとからこの家に住んでいたんじゃないんですか[exclamation&question]
どこから来たんですか[exclamation&question]



さく:あれれ[exclamation&question]まつのみくまさん、知りませんでした[exclamation&question]
アメリカですよ。ア・メ・リ・カ[手(チョキ)]

葬儀事情と豆知識 その7 [葬儀事情と豆知識]

葬儀事情と豆知識は不定期で更新します。

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葬儀事情と豆知識 その1
葬儀事情と豆知識 その2
葬儀事情と豆知識 その3
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葬儀事情と豆知識 その5
葬儀事情と豆知識 その6


さくたろう(以降さく):こんにちは。まつのみくまさん。
毎日暑いですけど、まつのみくまさんは夏バテしてませんか[exclamation&question]



まつのみくまさん(以降まつ):こんにちは。
最近は私も肉体労働が多くて、毎日汗だくです[あせあせ(飛び散る汗)]

それに寝室が2階の西日の入る部屋で、夜になっても気温が下がらず、昨夜はとうとうギブアップ[バッド(下向き矢印)]
1階のリビングに移動し、クーラーをかけて寝たので、少し復活できました[グッド(上向き矢印)]



さく:偶然ですねぇ~。さくたろうも2階の西日の入る部屋なんですよ。
お布団が発熱してるんじゃないかというくらい暑くて、
昨夜はクーラー入れようとしたんですが、なんとリモコンが電池切れ[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
毎晩がまん大会ですね[もうやだ~(悲しい顔)]

さて、それでは今日も葬儀のお話をうかがいたいと思います。



まつ:はい。そうですね。
今回は気になる葬儀費用についてです。

皆さんは葬儀費用の平均なるものをご存知ですか[exclamation&question]



さく:葬儀の費用ですか。120~130万くらいですか



まつ:葬儀の費用ってほんと10年前まではまったくOPENにされていなかったんですよ。
少し古いデーターですが、
日本消費者センターが平成15年にアンケート調査された貴重な数字を紹介しましょう。

なんと全国平均は236.6万円[むかっ(怒り)]
ちなみに本資料の中国地区の平均は203.2万円



さく:ええええええぇぇぇぇ[exclamation×2][どんっ(衝撃)][あせあせ(飛び散る汗)]
2百万以上もかかるんですか?[exclamation&question][たらーっ(汗)]平均で[exclamation&question]



まつ:実はこの数字は葬儀業界でよく使われていた数字ですが、少し高いのでは・・・? と私自身は感じます。
一応参考数字ということで。



さく:はあ。そうですか[ダッシュ(走り出すさま)]



まつ:さてここで、この平均数字の半分の予算で葬儀社に
葬儀の費用を100万円ぐらいでお願いしたいのですが・・・
と聞いた場合どうなると思いますか?



さく:平均が2百万円なら、かなり貧相なお葬式になりますよね。



まつ:ところがおそらく
「それだけ予算をみていただけているなら100名位の会葬者なら充分な葬儀ができますよ
との返答だと思います。



さく:ああ、それなら安心[るんるん]
平均2百万円と言いながら、実は安価なお葬式も可能なんですね。



まつ:さらに会費の積立がある葬儀社ならば会費+100万円の予算ですから実際は100万円以上のりっぱな葬儀ができるはずです。



さく:問題ないじゃないですか[グッド(上向き矢印)]



まつ:ですよね。そう思いますよね。
でも実はここに消費者と葬儀社の認識の大きな違い、落し穴があります



さく:えっ落とし穴って・・・[あせあせ(飛び散る汗)]



まつ:消費者の皆様は、通常葬儀費用と考えられた場合、
葬儀に関するすべての費用
つまり家計から支出される総額(お布施・火葬料・葬儀社への支払い・その他実費分すべてを含む費用)とお考えになると思います。

ところが葬儀社に問い合わせした場合、葬儀社側は葬儀社への支払う予算と考えてしまいます。



さくあぁぁぁぁ[ダッシュ(走り出すさま)]そういうことですか[たらーっ(汗)]



まつ:そうなんです。
すべての費用のつもりが、葬儀社への支払いの予算[exclamation&question] 

実際この認識の違いでのトラブルが非常に多いのです。

金銭面でのトラブルほど後味の悪いことはありません。
いい葬儀だったものが、一瞬にしてだまされた感じがします。



さく:でも、これは葬儀社がだましたわけではないですよね。



まつ:そうなんですよね。

葬儀担当者の考えにもよりますが、プロの説明不足だと私自身は思っています。

消費者にとって良い担当者はこの点についてもしっかり説明してくれますが、
営業主体の担当者は分かっていても説明しないのが現状です。

かえってくどく説明しないので評判が良い場合もあります。



さく:はあ。それもちょっとどうかと思いますが、消費者にとっては、
いろんなことをいっぺんに言われて、パニックになるんでしょうね。



まつ:打ち合わせ終了後に「お布施はご用意され喪家より直接お渡しください」と言われ、
冷静に考えれば予算オーバーになることが分かっても・・・[あせあせ(飛び散る汗)]
再度打合せをお願いします
とは他の親族が同席の場合は言いにくいものです。

でも納得した葬儀をしたいなら、打ち合わせの段階、見積もりの段階で、
どの部分の費用なのかをはっきりと担当者に確認することをご提案します。

またまったく費用の見当が付かない方は、だいたいの規模(親族、会葬者の人数)を考え、下記の図を参考に葬儀の総額を算出してもらうことなどをお勧めします。

    宗教者へのお布施・お礼
    葬儀社への支払い
 +  飲食代・タクシー・火葬料など実費分
――――――――――――――――――――
    家計から支出葬儀総費用

相手は葬儀のプロ。
だから施行(お通夜やお葬式)は安心してお任せしても、
費用を出すのは自分たちなのだから、
担当者や問い合わせた人との認識の違いがないか確認が必要です。

ちなみに冒頭の数字(葬儀の平均価格)は、葬儀総費用です。
中国地区の葬儀社への支払い費用は157.6万円と報告されています。
この数字には葬儀社が立て替えるタクシー、飲食の実費分は含まれておりません。
葬儀の総費用については多少知識を持っていただけたと思います。



さく:はい。わかりました。
とにかく葬儀社に支払うお金が、
すべての葬儀費用ではないということですね。



まつ:そうです。プラスアルファの部分をよく考えてくださいね。

それではさらに踏み込んで見てみましょう。

宗教者へのお布施・お礼については、各御家との付き合いの度合いで違ってきます。
また宗派により戒名が必要になる場合は、菩提寺によく相談された上での話となります。
この件に関しては、各宗の考え方がそれぞれ違うため詳しく知りたい方は、
菩提寺に直接ご相談されるのが一番最良の方法です。



さく:ああ、戒名に何百万も支払ったという話、聞くことがありますよね。
かなり大きな金額となりますよね。



まつ:そのとおりです。
さて餅は餅屋ということで葬儀総費用の中で、
最も構成比が高い葬儀社への支払いについて次回はお話しすることにします。



さく:はい。今日はありがとうございました。

葬儀事情と豆知識 その6 [葬儀事情と豆知識]

葬儀事情と豆知識は不定期で更新します。

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葬儀事情と豆知識 その1
葬儀事情と豆知識 その2
葬儀事情と豆知識 その3
葬儀事情と豆知識 その4
葬儀事情と豆知識 その5


さくたろう(以降さく):こんにちは。まつのみくまさん。
毎日蒸し暑い日が続きますね。



まつのみくまさん(以降まつ):あ、さくたろうさん。こんにちは。
さくたろうさんもこの蒸し暑さに相当やられているようですね。
大丈夫ですか?



さく:そうなんですよ[あせあせ(飛び散る汗)]
「アロ~ハ~」なんて言ってましたが、
実は夏は苦手なんですぅ[ふらふら]
冬眠ならぬ夏眠したいさくたろうです。

さ、それでは今日も葬儀のお話、よろしくお願いします。



まつ:はい。そうですね。

それでは今日は自分の条件に合った葬儀社選びのことをお話しますね。

各葬儀社は軒並み声を揃えて
『家族葬~社葬まで宗旨宗派を問わず対応します』としていますが、

やはり得意・不得意があります。



さく:得意・不得意ですか。



まつ:はい。
20名に満たない会葬者に150名収容ホールでは寂しく感じますし、

150名の会葬者で50名程度の収容ホールでは満足のいく葬儀はできません。



さく:それは会場の広さの得意・不得意ですね。



まつ:それから
祭壇はお花で飾ってあげたいのに
価格を吊り上げられ、かなわなかったという話も聞きます。

これは、その葬儀社がお花を取り扱うのが不得意だったということになりますね。

もちろんすべてを満足させるのは難しいと思いますが、
自分が妥協できる点・できない点を明確にするだけでもその結果は大きく違います。



さく:そうですよね。
お花をいっぱい飾ってあげたい、という希望がはっきりしていたなら、
お花の得意な葬儀社、お花が安く取り扱える葬儀社、
センス良く祭壇を飾ってくれる葬儀社
これに絞って事前に探しておくことができるということですね。



まつ:そのとおりです。

日本消費者協会に寄せられた葬儀の苦情は2003年187件から2005年342件と急激な増加となっています。



さく自分の思ったようなお葬式ができなかったという方が増えているということですね。

私たちの住んでいるこの広島ではどうなんでしょう?



まつ:広島の場合はですね、悪質な葬儀社はまずないと思いますよ。
なので安心して事前説明を受けることができます。

ただし「生前予約となるので内金を用意下さい」などの話が出た場合、
見積もりだけでお金を徴収される場合は警戒が必要ですね。



さくええ[exclamation×2][あせあせ(飛び散る汗)]
でもお年寄りとかが、ついつい契約してしまった場合はどうすればいいのでしょうか[exclamation&question]



まつ:はい。
消費者契約法改正により、
消費者の意思に反し強引な勧誘による契約に関しては取り消しが可能なんですよ。



さく:ああ、良かった[ダッシュ(走り出すさま)]



まつ:万一のときは消費者センターに連絡しましょう。

葬儀社も「消費者の権利義務その他の内容に対し、その内容が消費者にとって明確かつ平易なもの」になるように、
「消費者の理解を深めるために、消費者の権利義務その他の内容についての必要な情報を提供するよう」努めなければならないとなっております。



さく:ということは、分からないことは遠慮せずどんどん質問しないといけないですね。



まつ:さて葬儀社が決まっても、実は担当者
これも重要ですね。

その担当者に安心して葬儀をまかせられますか[exclamation&question]

担当者のレベル・力量により大きく左右される葬儀です。



さく:へえ~[目]そうなんですか。



まつ:できる限り葬儀の担当者と話しましょう。
1.親身になって相談にのってくれるか? (プロなのだから当然の事)
2.そのかたが担当になって頂けるのか? (説明と実際の内容が違う事を避けるため)
3.追加料金についての説明を分かりやすく説明してくれるか? (必ず追加があります)
4.要望に対しての回答がしっかりできるか? (スタッフの力量)
5.見積書・パンフレットの提供をしてくれるか? (企業姿勢)
6.社員のマナーが優れているか? (社内教育の充実度)

たいせつなかたの葬儀、
少しでも後悔しないために、
じっくり検討できるときに取り組んでください。

得られるのは安心です。

整理しますと一番のポイントは、どういう葬儀をしたいかを検討すること。

難しく考えることなく種類と規模、希望事項を決めて、
各葬儀社に質問(できれば同じ基準で)すると、
同じことを聞いてもその回答の違いにきっと驚かれると思います。
三社以上問い合わせるとおおよそ判断がつきます。



さく:なるほど。よくわかりました[わーい(嬉しい顔)]



まつ:次回は気になる葬儀の価格について説明しますね。



さく:あ~ほんと、それ気になります[目]

それでは今日はありがとうございました。

葬儀事情と豆知識 その5 [葬儀事情と豆知識]

今回もまつのみくまさんにお話をうかがいましょう。


葬儀事情と豆知識は不定期で更新します。

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葬儀事情と豆知識 その1
葬儀事情と豆知識 その2
葬儀事情と豆知識 その3
葬儀事情と豆知識 その4




さくたろう(以降さく)アロ~ハ~[手(パー)]
[リゾート][リゾート][リゾート][リゾート][リゾート][リゾート]



まつのみくまさん(以降まつ):げげげ[がく~(落胆した顔)] さくたろうさん、なんてかっこうしてるんですか[あせあせ(飛び散る汗)]



100518_163510.JPG
さく:え[exclamation&question]夏服ですよ、な・つ・ふ・く
ピンクのマフラーとはさよなら[手(チョキ)]ですよぉ[るんるん]



まつ:な、夏服って・・・[たらーっ(汗)]
ビニールテープじゃないですか[ダッシュ(走り出すさま)]



さく:んまっ[ちっ(怒った顔)]なんてことを・・・[どんっ(衝撃)]
まあいいですけど[ちっ(怒った顔)]

今日も葬儀のお話の続きをお願いしますね、まつのみくまさん。



まつ:あ、はい。わかりました。

前回は、葬儀は大きく分けて
社葬・個人葬
密葬・直送
の種類があります
ということをご説明しました。



さく:はい。そうでした。



まつ:これらの葬儀の種類
そして会葬者が何人位か? という規模
最後に予算
を考えて自分達に合った葬儀社を選ぶことが重要なポイントです。

葬儀は たった1~2時間の打ち合せで何十万・何百万の生活費が出ていきます

そうですねぇ、車[車(セダン)]を購入される時を考えてみてください。
さくたろうさんは車を運転されますか?



さく:はい。もちろん[exclamation]
最近は近場ばかり運転していますね。

ひどいもんです。

ももぞうが塾へ行っていたときは最悪でした。
水曜日は恐怖ですよ。

ガチャピンを空手に送り、
ももぞうを塾に送り、
ガチャピンを迎えに行き、
ももぞうを迎えに行き、

やれやれと思ったらもう一人いるんです。
「駅まで迎えにこい」と。
この人、ま、仮に『なんくん』とします。
なんくん、なんて、ただ洛○高校出身なんで『なんくん』ってあだ名なんですけどね。

変なあだ名ですよね、まったく。



まついや、自分で付けたあだ名ではないと思うんですが・・・[あせあせ(飛び散る汗)]



さく:は[exclamation&question]なにかおっしゃいましたか[exclamation&question]

このなんくんがですね、
「駅まで迎えにこい」と。
さくたろうの都合などまったくムシです[むかっ(怒り)]

一晩に5回出動[車(セダン)]ですよ。
あり得ますか[exclamation&question]



まつあ、あの、さくたろうさん・・・[たらーっ(汗)]



さく:さくたろう、最近は家族の送り迎えだけで一生を終えてしまうんじゃないかと思うほどですよ。



まつ:さ、さくたろうさんの家族の送迎のお話は分かりましたから・・・[ふらふら]



さく:え[exclamation&question]な、なんでしたっけ[exclamation&question]



まつ:えっと・・・車の話ですけどね。
車を購入するときのことを考えていただきたいと思っただけなんですよ。[たらーっ(汗)]



さく:へ[目]そうですか。失礼しました。
で、なんでしょう[exclamation&question]



まつ:は、はい。

葬儀はたった1~2時間の打ち合せで何十万・何百万の生活費が出ていくんですよね。

じゃ、車を買うときはどうでしょう。
セールスマンが、
普通はこれぐらいのランクを皆さん購入されていますよ
と言われたら
そのとおりの車を購入されますか?

あり得ないですね。

でも葬儀の打ち合わせではよくあることなのです。



さく:はぁ~。確かにそうですね。

車の購入なら、
事前にパンフをそろえ
カーショップも回り、
慎重に欲しい車種を決めますよね。



まつ:そのとおりです。
確かに葬儀は違いますが、
万一のとき慌てないためにも、
葬儀社選びも事前に検討しておかなければならいたいせつなことです。

これは決して不謹慎なことではないんです。



さく:実際、葬儀では「普通はこれぐらいのランクを皆さん購入されていますよ」
と言われれば、
「じゃあそれで・・・」って言ってしまいますね[あせあせ(飛び散る汗)]



まつ:さてここで
岡山文化研究所調べ(2006年)のアンケート調査の結果があります。

【葬儀社を選んだ理由】

家の近所      17%
親戚・知人の勧め 16%
よく知られていた  14%
互助会の会員   10%

などとなっています。

家族が決めたので分からない  14%
と言う回答もありますが、
事前相談をして」という理由が少ないのが現状です。

ちなみに
葬祭会館の利用率は約70%(公正取引委員会2005年報告)、
自宅式は16%
というアンケート結果が出ており、
会館葬を考えた上での葬儀社選びになっているとも言えます。

それでは続きは次回にお話しますね。



さく:はい。今日はどうもありがとうございました。





・・・数時間後


ふう:「やっぱり・・・[あせあせ(飛び散る汗)]予感はしてたのよね[もうやだ~(悲しい顔)]
100518_204954.JPG

「これで家族が楽しんでくれるなら、私は耐えるわ[もうやだ~(悲しい顔)]
100518_204653.JPG

葬儀事情と豆知識 その4 [葬儀事情と豆知識]

今回もまつのみくまさんにお話をうかがいましょう。


葬儀事情と豆知識は不定期で更新します。

バックナンバーはこちら↓
葬儀事情と豆知識 その1
葬儀事情と豆知識 その2
葬儀事情と豆知識 その3




さくたろう(以降さく):前回はどんどん小規模化していく葬儀の話を伺いました。

引き続き本日もまつのみくまさんに話を聞きましょう。


まつのみくまさん(以降まつ):こんにちは。さくたろうさん。
桜の季節も過ぎたというのに、まだその赤いマフラーはどうかと思いますよ。


さくんぐっ[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
きょ、今日は先手を取られてしまいましたね[たらーっ(汗)]

それでは本題に入りましょう。


家族葬

まつ:はい。よろしくお願いします。

どんどん小規模されていく葬儀。
そんな中、多くの地域で『家族葬』がクローズアップされています。

しかし正直なところ、家族葬の定義がないのが事実です。
なんとなく少人数の式かな?という気がしますよね。
実は葬儀は、大きく2種類の定義に分かれます。
社葬(団体葬)個人葬
さらに細かく密葬・直送と区分されます。

家族葬はどこにも属さないのです。

消費者が求める実情と未だ旧体制のままの葬儀業界とのギャップを感じずにはいられません。


さく:んんん[exclamation&question]よくわかんないですね[あせあせ(飛び散る汗)]
もう少し詳しく教えていただけますか?



『社葬』と『個人葬』、『密葬』と『直送』

まつ:それでは簡単に葬儀の種類について解説します。

少し極端な例ですが、葬儀の形式は会葬者が喪主1人でも社葬、会葬者が1,000人でも個人葬ということがあります。
実は葬儀の規模やかかる費用で種類を決めるのではなく、葬儀の費用を誰が負担するかで定義付けされています。


さく誰が負担するか、でですか?


まつ:そうなんですよ。

余談ですが、葬儀費用を負担し、運営の責任者を施主、遺族の代表者を喪主と言います。
個人葬の場合、施主=喪主ですが、社葬の場合は施主が企業喪主=親族代表となっているわけです。


さく:要するに、費用を会社が負担すれば社葬、
個人が負担すれば個人葬ということですね。


まつ:はい。そのとおりです。

さて密葬直送はどちらも個人葬です。
密葬は、ひっそりと親族だけで行う葬儀と思いきや、定義上は告別式のない葬儀式のこと、
つまり後日告別式(偲ぶ会・お別れ会・社葬)をされることを意味します。

直送は、通夜・葬儀を行わず、火葬のみのお式です。
故郷に戻って後日葬儀(骨葬)をされる方、宗教上の理由、故人の意思などさまざま理由で火葬のみの方もおられます。
よく考えてみると、『誰のための葬儀なの?』って思われませんか?


さく:確かに。ご遺族のいろいろなご都合とか、体裁とかで、故人の意志に反していることも多々ありそうですよね。
でもそれはそれで仕方のないこともあると思うのですが・・・


まつ:さくたろうさんの言われるとおりです。
故人の意志を尊重してばかりはいられない、ご遺族のご都合もありますし、仕方のないことです。
もちろん否定するつもりはありません。

しかし反論を恐れず私の意見を申し上げるとしたら家族葬に行き着きます。
家族葬とは、故人を中心に遺族・親族・故人と親しかった人達だけで行う葬儀のことを意味します。
義理や体裁などを排除した葬儀本来の姿と認識できます。


さく:でもでも[ー(長音記号1)][ダッシュ(走り出すさま)]
義理や体裁を排除してばかりはいられないですよね。
故人も俗世に生きてきた人なら、残されるご遺族も俗世にどっぷりつかっているわけですから。


まつ:もちろんそうです。
私の言うことは極端ですが、こうは考えられませんか?
優先順位が
故人とのお別れが一番なら[ー(長音記号1)]家族葬
地域社会・会社関係・ご近所との関係を優先される場合は、従来通りの葬儀(個人葬)ということです。


さく:ああ、なるほど・・・[目]


まつ:結婚式は、あらかじめ来ていただく方を決めます。
葬儀は、会葬に誰が来られるのか?全くわかりませんでした。
家族葬は、この会葬者を限定するという意味では新しい形の誕生なのかもしれません。


さく:会葬者が限定される・・・というのは、確かにご遺族のご負担も減りますね。
あ、でも会葬者を選ぶのに苦慮しそうですね・・・


まつ:どうしても一長一短になりますね。
やはりその場での優先順位を決めていただき、方針を決定するしかないのです。
そのためには、前回もお話しましたとおり、
生前にご自分の葬儀のお話をご家族に伝えておくのは大切なことなんですよ。

さて長々と種類について述べましたが、この事を理解した上で葬儀を考えていかないと葬儀社の言いなりになってしまいます。
また、葬儀社選び、式場選びに必要不可欠なのです。
次回は、業界人から見た葬儀社選びのポイントについて掲載します。


さく:わかりました。今日もどうもありがとうございました。

春物の服がないか探してみますね[あせあせ(飛び散る汗)]




葬儀事情と豆知識 その3 [葬儀事情と豆知識]

今回もまつのみくまさんにお話をうかがいましょう。


葬儀事情と豆知識は不定期で更新します。

バックナンバーはこちら↓
葬儀事情と豆知識 その1
葬儀事情と豆知識 その2




さくたろう(以降さく):こんにちは、まつのみくまさん。
先日は取材写真にご協力いただきまして、ありがとうございました。


まつのみくまさん(以降まつ):こんにちは。いえいえどういたしまして。
しかしびっくりしましたね。下半身ガムテープでぐるぐる巻きでしたから[ふらふら]


さく:え[exclamation&question]なんのことでしょう[exclamation&question]


まつ:いえいえ[あせあせ(飛び散る汗)]なんでもないです。

それでは今回は「どんどん小規模化していく葬儀」のお話です。


さく:はい。お願いします。


まつ:日本はどんどん高齢化社会になっていますね。
それに伴い、会葬者(葬儀参列者)の人数が昔と比べるととても減少してきました。
ちなみに10年前の平均会葬者は150名
それが近年は100名を切っています
まあもっとも都心部以外ではいまだ150名前後の式が一般なんですけどね。


さく:ぶっちゃけ、田舎のほうがいまだに派手なんですね。


まつ:昔から村八分という言葉があります。
あまりいい言葉ではないですね。
大辞泉によると、
「江戸時代以降、村落で行われた私的制裁。村のおきてに従わない者に対し、村民全体が申し合わせて、その家と絶交すること。『はちぶ』については、火事と葬式の二つを例外とするところからともいう。」
とあります。

残り二分の一つは火事・一つは葬儀、これを例外とする。
こればっかりは仲間はずれにはしないということです。


さく:そうなんですか[目]初めて知りました[exclamation×2]
ということは、火事と葬儀は、村落の中ではもっとも重要なことなんですね。


まつ:そのとおりです。
葬儀というのはそれほど重要で、どんな人でも地域の人達が手助けし、葬列を組んで執り行われてきたものなのです。


さく:そういえば、昔田舎の葬儀に参列したことがあります。
もちろんご自宅でのご葬儀で・・・
田舎のお宅は広いですからね、参列者全員がふすまを取り除いた大広間に座り、葬儀後に会食がありました。
その食事もご近所の方の炊き出しの手作りのものでしたっけ。


まつ:それが昔からの日本の葬儀のあり方ですね。
しかし最近では、葬儀各社が便利な総合葬祭会館を建設したことにより、昔さくたろうさんが参列されたような葬儀・・・町内会(講中)の炊き出し、駐車場係り、誘導係りなどお手伝いが必要なくなり、帳場受付のみをお願いする。

それさえもご近所の方にご負担をかけてしまうとお考えの喪家は、香典という相互扶助の考えもご辞退されるケースが多くなってきました。

会葬者の人数が減少してきている要因の1つです。


さく:はぁ~なんだか寂しい気もしてきますね。



まつ:近隣とのつながりが希薄になってきた住宅事情(核家族化・マンションの増加)が最大の原因だと思われます。
会葬者がたくさんの場合、多くの気苦労が喪家にはかかり、葬儀後も多くの負担が強いられます。

ただ多くの方に見送って頂けたことは、ご家族には励みになります。

一方少ない会葬者の場合、大切な方との最期の時間もゆっくりできた、悔いのないお別れができたとの意見もあります。


さく:なるほど。どちらがいいというわけでも悪いというわけでもないんですよね。
ただ時代の流れが葬儀をどんどん小規模化させているんですね。

それでは続きは次回ということでお願いします。



まつ:はい。わかりました。

そう言えば、昨日は久しぶりに休みが取れたので、
息子と映画『アバター』を3Dで観てきました。
なかなかおもしろかったですよ。
さくたろうさんは映画とか観ませんか?


さく:映画館で映画を観るのは、年に3~4回くらい、しかも子どものリクエストになりますね。
『アバター』ですか、さくたろうも観たかったですねぇ。
なんで誘ってくれなかったんですか?[ちっ(怒った顔)]


まつ:え[あせあせ(飛び散る汗)]なんでって・・・[たらーっ(汗)]
うちの息子のリクエストで、私の家族サービスなんですからっ[あせあせ(飛び散る汗)]
さくたろうさんには関係ないでしょ[ダッシュ(走り出すさま)]


さく:ぶぅ~[もうやだ~(悲しい顔)]



葬儀事情と豆知識 その2 [葬儀事情と豆知識]

今回もまつのみくまさんにお話をうかがいましょう。


葬儀事情と豆知識は不定期で更新します。

バックナンバーはこちら↓
葬儀事情と豆知識 その1




さくたろう(以降さく):こんにちは。今日もよろしくお願いします。


まつのみくまさん(以降まつ):こんにちは。こちらこそお願いいたします。


さく:まつのみくまさんと言えば、先日はテレビに出演されたようで・・・かなり調子に乗っているとか・・・、あ、じゃなくて[ふらふら]反響はいかがでしたか?


まつ:調子には乗ってませんよ[ちっ(怒った顔)]
おかげさまで、お問い合わせもたくさんいただいています。


さく:それにしてもテレビでのあのしゃべり・・・。貴乃花親方をかなり意識していらっしゃるようですねぇ。


まつ:うっ[たらーっ(汗)]それは言わない約束ですよ[あせあせ(飛び散る汗)]
自分でも気にしてるんですからっ[ふらふら]



貴乃花親方のしゃべりをチェックしたい方はこちらをクリック
[TV]まつのみ貴乃花[TV]



さく:いやぁすみません。話し方がそっくりだったもんで・・・[るんるん]


まつ:ぜんぜん「すみません」と思ってないでしょ[ちっ(怒った顔)]
それより本題に入りましょう。


さく:わかりました。
えっと前回は・・・。冠婚葬祭の冠婚の部分、結婚式は様変わりした上、準備期間も長く、また計画していても楽しいもの、それに対して葬祭は・・・。というところで終わっていました。


まつ:そうですね。それでは葬祭の部分のことを話しますね。
葬儀は、冠婚より10年以上遅れていると言われています。
宗旨宗派の作法・儀礼にのっとり、たいせつな方をお送りするのが葬儀です。
それでも近年、「お別れの会」・「偲ぶ会」などと新聞やテレビで耳にしませんか?
家族・近親者だけで儀礼通りたいせつな人をお送りする「密葬」を執り行い、後日、ホテルなどの会場でパネル・遺品などを展示し亡き人を偲ぶという方法です。


さく:ああ、芸能人とか、よく聞きますね。


まつ:そうですね。
これは葬儀・告別式が分離した形で、結婚式のスタイルに近づいた一歩だと言われています。
でも一般の人達に浸透するまでは、まだ数年は必要でしょう。
葬儀も『演出』と言う部分では、限られた時間の中で最大限の取り組みを始めているところもあります。
ただこれも葬儀社からの提案だけで、決まったスタイルになりがちで、個性重視という点はまだまだ問題があるようです。


さく:それはそうですよね。
ご家族は悲しみの中、また準備期間の短い中、そこまで考える余裕がないですから。


まつ:そうなんです。
当然のことですが、この部分が結婚式とはまるで正反対なんです。


さく:ということは、個性やご希望を十分考える時間がないから、葬儀は進化が遅いということになりますね。


まつ:はい。結婚式と比べれば、まったく遅れています。
また価格面にしてもよくわかりませんよね。


さく:あ~、それ、先日のテレビでもやっていましたよね。


まつ:いったい何が必要でそれにいくらお金がかかるのかということですね。
インターネットで関東・中部・関西では、価格を公開されるようになりましたが、私達の住んでいる広島ではまだまだ不透明ではないでしょうか?


さく:広島って県民性が保守的だとは、よく聞くことですね。


まつ:県民性の問題かどうかは私にはわかりませんが、このご時勢、いくら葬儀とは言え、気になるのは価格だと思います。
ご納得のいくものであればいくら高額でもかまいませんが、一応の相場というのは、誰もが知りたいことではないでしょうか。


さく:確かに「相場」と言われれば、葬儀の内容ではまったく見当がつきません。


まつ:とにかく自分の葬儀のときは?ということも、今後は家族とともに考えておく必要があるのかもしれません。


さく:考えたくないけど考えて準備しておかないと、準備期間がないから、結果後悔することになる・・・ということなんですね。
話題にはしたくありませんが、さりげなく家族の意向も確認しておかないといけないのかな・・・。


まつ:それも難しいことですが、できればその方が後悔も少ないと思います。
次回は情報公開されていない業界の、変わりゆく葬儀、葬儀社選びのポイントなどについてお話したいと思います。


さく:とても興味深いですね。
今日はありがとうございました。




さく:ところでまつのみくまさん。
実は今日はこの対談にも取材カメラが入ってるんですよ。撮影お願いできますか[exclamation&question]


まつ:あ、いいですよ。今日はスーツだったのでちょうどよかったです[るんるん]




[カメラ]カシャ[どんっ(衝撃)][exclamation×2]




まつさく対談.JPG




さく:わたしたち、ビジュアル的に問題アリですか[exclamation&question]


まつ:いえ。まったく問題ナシです。

葬儀事情と豆知識 その1 [葬儀事情と豆知識]

皆さんは葬儀のことってどのくらいご存知ですか?
広島の葬儀事情に詳しいまつのみくまさんにお話を聞きました。


葬儀事情と豆知識は不定期で更新します。


さくたろう(以降さく):こんにちは。まつのみくまさん。
さっそくですが、まつのみくまさんは広島で葬儀関係のお仕事に就かれているそうですが、
何年くらいになりますか?


まつのみくまさん(以降まつ):こんにちは。今日はよろしくお願いします。
葬儀の仕事に携わって約13年です。


さく:ご出身も広島ですか?


まつ:いえ京都です。


さく:京都ですか?どういう経緯で広島に来られたのですか?


まつ女にだまされました[たらーっ(汗)]これ以上はノーコメントということでお願いします[あせあせ(飛び散る汗)]


さくお、女に・・・[あせあせ(飛び散る汗)]わかりました。失礼しました[たらーっ(汗)]
それでは気を取り直して本題に入りましょう。

葬儀って、なんだか縁起悪くて、さくたろうも真面目に考えたことないんですよ。


まつ:そうですよね。私だってそうです。
考えたくないですよね。
でも自分のことにしても、家族のことにしても、誰だって避けられないことです。
「そうなったらその時のことよ、どうにかなるじゃろ」。
確かに葬儀屋さんに頼むと黙っていてもそれなりに形式どおりのことはしてくれます。
でももし先に少しでも知識があったら・・・。


さく:でも葬儀会社に行って聞いてみるっていうのも、なんとなく縁起でもないし、「なにを聞けばいいのか」さえわからないと思います。


まつ:よくわかります。そこで少しでも参考にしていただけたらという気持ちで、ちょっとした葬儀の基礎知識についてお話していきたいと思います。




結婚式は様変わり

まつ:さて日本の儀礼で冠婚と葬祭は『明』と『暗』、どちらも重要な儀式として古来より今日まで執り行われてきました。
でも結婚式(冠婚)は媒酌人なしが通例となり、結婚式場も神社・ホテル・専用の結婚式場・最近脚光を浴びているハウスウエディングなど多種多様で、新郎新婦となるお二人の要望や個性を組み入れたスタイルが提案できるところが大人気となっています。
最近結婚式に行かれたかたは、「あれ?以前と様子が違うな」と思うこともしばしばではないでしょうか。


さく:おっほっほ[るんるん] ハウスウエディング[ハートたち(複数ハート)]いいですね~[ぴかぴか(新しい)]
でも行ったことないんです[ふらふら]


まつ:行ったことないなら、なおさらびっくりしますよ。
また『式場情報誌』なるものが出版され、価格もオープンで、多くの選択肢の中から選ぶことができるようになりました。
儀式というより、お二人の演出・サプライズに重点がおかれ、儀式としての趣は薄れてきています。
一つの大きな理由に、結婚式にはかなりの準備期間があり、また計画していて楽しいものですよね。
当然ですが、これが葬儀とまったく異なる点なんです。


さく:はあはあ、なるほど、確かにそうですね。

でも残念ながら時間がまいりました。
気になる続きは次回ということでお願いします。


まつ:わかりました。


さくあとでだまされた女の話こっそり教えてくださいね[目]


まつ[ー(長音記号1)][パンチ][むかっ(怒り)]







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